ラティコルニスミヤマ① 休眠中
- 10, 2018 23:38
- ヨーロッパミヤマ(laticornis)
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やや体調は良くないのですが、土曜日なので真面目に記事を書きます。
と言ってもブリードネタはないので個体の紹介。
最近は様々な産地のヨーロッパミヤマが流通しており、それと同時に様々な亜種が流通しています。
以下、「BE-KUWA 11号、むし社、2004年」を主に参考にしています。
とは言え、ヨーロッパミヤマ自体の区分がやや曖昧なことに加え、4亜種がトルコに生息、ヨーロッパに生息している亜種はブルガリアなどの一部を除いてほぼ原名亜種です。
とりわけ今年入荷しているハンガリー、オーストリア、ウクライナの個体は全て原名亜種、トルコからはユダイクスとアクベシアヌスとなっています。
トルキクスはおそらく数年前にブルガリアから入荷した1血統(?)、ラティコルニスも数年前に少数が入荷したに過ぎず、これらの累代個体がわずかに出回っているに過ぎません。
実は今年ラティコルニスは1トリオぐらい入荷してた気もします。
イランに生息するポウジャディは過去の入荷はゼロですかね?
ギリシャの個体は過去はトルキクスと言われていましたが、最近は原名亜種ということになっているようです。
で、今回入手したのはヨーロッパミヤマの中でも特徴的に小型になるラティコルニス(ssp. laticornis)です。
ラティコルニスミヤマはトルコ中部から東部にかけてわりと広く生息しているミヤマですが、ヨーロッパミヤマを区別する上で大きなヒントの1つとなる触角片状部が安定して6節となり、大型でも60ミリ台となる最も小型の亜種です。
なお、BE-KUWAによると、他の亜種と比較して標高800メートル以上の高標高で得られ、他の亜種とは完全に棲み分けしているそうです。
集まる木も他の亜種とは違うようです。
ユダイクスやアクベシアヌスが現地では結構低標高に生息しているのと比べると、ブリードのヒントになるかもしれません。
割と適応温域が広い上記2種と比べて、ラティコルニスはやや低めなのかも。
とりあえず個体の紹介。
ダニが目立つのはスルーで。
まずは♂。

立派。
小型です。

真上ビュー。
横広で内歯が発達しません。

見ての通り、触角片状部が安定して6節。
ユダイクスは4節なので、ここで明確に区別できます。
アクベシアヌスの小型個体との区別は、、、よくわかりません。
次に♀。

特徴は丸みがあまりないこと。

♂と比較すると結構大きいです。

こちらも安定して6節。
ラティコルニスミヤマクワガタ
Lucanus cervus laticornis
産地:トルコ共和国フィティエ
累代:WF4
羽化日:2018年8月
今年入荷したアクベシアヌスと同じ産地ですね。
今年はワインセラーで16度で寝かせます。
来年から18度、4月頃から20度にあげる予定。
本格的なブリードはゴールデンウィーク辺りになりそうです。
絶やさぬようにしっかりと管理していきます。
今日はきのこ祭りで、ビートロンへ。
情報交換をしつつ、きのこを購入してきました。
と言ってもブリードネタはないので個体の紹介。
最近は様々な産地のヨーロッパミヤマが流通しており、それと同時に様々な亜種が流通しています。
以下、「BE-KUWA 11号、むし社、2004年」を主に参考にしています。
とは言え、ヨーロッパミヤマ自体の区分がやや曖昧なことに加え、4亜種がトルコに生息、ヨーロッパに生息している亜種はブルガリアなどの一部を除いてほぼ原名亜種です。
とりわけ今年入荷しているハンガリー、オーストリア、ウクライナの個体は全て原名亜種、トルコからはユダイクスとアクベシアヌスとなっています。
トルキクスはおそらく数年前にブルガリアから入荷した1血統(?)、ラティコルニスも数年前に少数が入荷したに過ぎず、これらの累代個体がわずかに出回っているに過ぎません。
実は今年ラティコルニスは1トリオぐらい入荷してた気もします。
イランに生息するポウジャディは過去の入荷はゼロですかね?
ギリシャの個体は過去はトルキクスと言われていましたが、最近は原名亜種ということになっているようです。
で、今回入手したのはヨーロッパミヤマの中でも特徴的に小型になるラティコルニス(ssp. laticornis)です。
ラティコルニスミヤマはトルコ中部から東部にかけてわりと広く生息しているミヤマですが、ヨーロッパミヤマを区別する上で大きなヒントの1つとなる触角片状部が安定して6節となり、大型でも60ミリ台となる最も小型の亜種です。
なお、BE-KUWAによると、他の亜種と比較して標高800メートル以上の高標高で得られ、他の亜種とは完全に棲み分けしているそうです。
集まる木も他の亜種とは違うようです。
ユダイクスやアクベシアヌスが現地では結構低標高に生息しているのと比べると、ブリードのヒントになるかもしれません。
割と適応温域が広い上記2種と比べて、ラティコルニスはやや低めなのかも。
とりあえず個体の紹介。
ダニが目立つのはスルーで。
まずは♂。

立派。
小型です。

真上ビュー。
横広で内歯が発達しません。

見ての通り、触角片状部が安定して6節。
ユダイクスは4節なので、ここで明確に区別できます。
アクベシアヌスの小型個体との区別は、、、よくわかりません。
次に♀。

特徴は丸みがあまりないこと。

♂と比較すると結構大きいです。

こちらも安定して6節。
ラティコルニスミヤマクワガタ
Lucanus cervus laticornis
産地:トルコ共和国フィティエ
累代:WF4
羽化日:2018年8月
今年入荷したアクベシアヌスと同じ産地ですね。
今年はワインセラーで16度で寝かせます。
来年から18度、4月頃から20度にあげる予定。
本格的なブリードはゴールデンウィーク辺りになりそうです。
絶やさぬようにしっかりと管理していきます。
今日はきのこ祭りで、ビートロンへ。
情報交換をしつつ、きのこを購入してきました。